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8月18日 副知事に申し入れ 旧統一協会関連団体が主催する事業への県の後援・関わりについての申し入れ

2022年8月18日

三重県知事

一 見  勝 之 様

日本共産党 三重県委員会委員長 大 嶽 隆 司

三重県議会 日本共産党     山 本 里 香

旧統一協会関連団体が主催する事業への県の後援・関わりについての申し入れ

知事におかれては、健全な行政運営に日々取り組まれておりますことに敬意を表します。

政治家や自治体と旧統一協会(世界平和統一家庭連合)及び関連団体の癒着が全国的な問題になっています。これらの団体は霊感商法や集団結婚など、社会的に多くの問題を起こしており、国民の平穏な生活を阻害する反社会的カルト団体です。

しかし、2020年11月行われた「ファイト三重!県民まつり」に後援名義の使用許可を出しており、同時に「後援 三重県平和大使協議会(旧統一教会系の団体)」となっていました。聞き取りに対して「四日市市も後援していたので」「基本的によほどのことがないと受け付けます」ということでした。

知事は9日の会見で「当時の基準は満たしていたが、今の状況で後援名義を出さない方がいいと思う」と述べられましたが、「どの団体が統一教会の関係の団体か、どういう基準で後援名義を出してはいけないとするのかは難しい。自治体が後援を出す際のガイドラインを国が整備すべき」とされ、県民に落胆と不安を呼んでいます。

また、前知事におかれては2019年関連団体の「世界平和家庭連合」の国際会議に、公費ではないということですが祝電を送っています。

霊感商法や勧誘により、これ以上被害を生じさせないために力を尽くさなければなりません。旧統一協会は、政治・行政に接近を図っており、市民権を得ようと画策しています。地方自治体が参加、関与することは同会へのお墨付きを与え、被害を拡大することにつながります。知事はじめ自治体が旧統一協会及び関連団体と関係を持つことは許されません。

行政の信頼を回復するために、以下のことを求めます。

  • 旧統一協会や関連団体の集会やイベントに、職員の派遣・参加、祝電、メッセージ  送付及び後援名義の使用許可などは毅然として拒否すること。
  • 関連団体などを介して様々な形で行政に関わり、補助や支援を受けていることが一部報告されています。全庁的に、県と旧統一協会との関係を過去の経緯も含めて調査し明らかにし、直ちに中止すること。   

以 上

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